ヘアアイロンをという物が誕生し、髪を巻く技術が初めて使われたのがマルセルウェーブと呼ばれる髪型です。現在では「フィンガーウエーブ」と言う呼び名でセレブリティを中心にヘアセットや映画でもよく使われている髪形。1930年代当時は、これまでの巻き髪よりウェーブが細かいのが特徴的でエレガントとされていたようです。
点と線のフードドライヤー。もちろん現役です。
hair by 点と線
ただ、この髪型はハッキリ言って日本人の硬い髪には物凄く難しいです。日本人の美容師が作るフィンガーウエーブの髪型も沢山見てきましたけど、「上手だな」って思えるこの髪型、殆ど見たことがありません。まとめサイトに掲載されてからはGoogle検索すると僕のこの髪型の写真がトップにくることもありましたけど要するに、それだけ難しい髪型で作れる人があまりいないということです。
綺麗に作れるのは、先生と呼ばれるシニア世代のベテランの美容師さん。そういった方のお弟子さん。ヘアセット全盛期の昭和を生き抜いた美容界の職人たちです。
なので、検索でこのページに辿り着いた人へのアドバイスとしては、この髪型に綺麗にヘアセットしたければ昭和のおばちゃんがやってるようなクラシックな美容室に行くことがお勧めです。(ちゃんと網カーラーが使えて、フードドライヤーが現役であるようなサロン)
フードドライヤー(別名お釜)。アジア人の場合、基本的にはこれがないとできません。
コテやホットカーラーでは厳しいです。あと、網カーラーの巻き方をちゃんとマスターしているかも重要。
もしくは超高温の細めのコテでもできなくはないですが、ただし髪を痛めます。
この機械を現役で使っているようなサロンに行けば上手に本格的なフィンガーウエーブの髪型を作ってくれますよ!
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